★ことば039「江戸川橋」 [ことばトレンド最前線]
★シリーズ 【ことばトレンド最前線】 vol.039 2007.11.17
「江戸川橋」
新宿山吹高校を越えて音羽へ向かう辺りで、妙な地名に出くわした。「次は、江戸川橋」…まさかこんな所に江戸川が流れているはずはない。首都高の下を細いドブ川が流れているが、これは一体…
そこを流れるのは神田川。ならば神田橋になるのではないか。椿山荘の手前には江戸川公園なる広場まである。
この妙な地名、種明かしをすると、かつて、神田川の早稲田から飯田橋の部分が「江戸川」と呼ばれていたそうな。かつてと言っても昭和40年頃までだから、相当の間本家本元の江戸川と重複していたことになる。
一本の川がこの部分だけ異なる名称であったことは、当時の生活基盤となる水を尊び、治水事業への理解と感謝の意が含まれているように思う。
過去の系譜は全て、名前に込めて後世に伝えられる。例え人々の記憶が薄れてしまったとしても。江戸の治水事業なしに現在の首都・東京はありえなかった。先人の功績に頭を下げ、その名を刻み続けよう。





町の成立には、治水工事の完備はなにを置いてもまず、行われなければなりません。その意味では、先人の功績、高く評価されるべきです。
屁理屈こねます。江戸川だから江戸川橋・・・・川の名前が橋にも付いている例を考えてみましたけど、あんまりないですね。富士川橋、淀川橋、多摩川橋・・・・あるのかな~~? 東京から、由緒ある地名が消えたのも淋しいです。鍛冶町、馬喰町などなど、また道逸れた!
by okko (2007-11-17 14:57)
確かに、殆んどありませんね。多摩川橋…あったような気がしましたが、府中あたりにあるのは「多摩川原橋」でした。
小学生の頃、通学路の途中にあるドブ川横を歩いていて、ふと見たら「月見橋」と石の表示があるのにハッとしました。ただの下水の用水路と思っていたのですが、雑草の陰にひっそりと、アイデンティティが残されていました。調べてみると、昔からあった小川。
…5,6年前、道の拡張工事でそのドブ川は埋め立てられ、月見橋のプレートは消えてしまいました。
川が死んだ瞬間です。
地名は人間と同じ、生命だと思います。都内を走るバス路線には、結構消えかけた地名が停留所に残されているんですよね。都電の名残ですね。実はこの原稿、新宿から練馬車庫まで走る中距離のバス路線を旅しながら書いたものです。
長々と失敬しました。
by 俺 (2007-11-18 00:39)
神田川には140の橋があります。神田川を大事の自然を大事にしたいものですね。
by kingtop (2008-05-06 22:46)